リアルタイムトレードのために そのいち
たかぶです。前回のMTF分析を踏まえ、実際にチャートをどのように見ていくのか、そのあたりについて書いていきたいと思います。
~確定で考えるという大切さ~
色んな時間足のチャートを見て、それぞれのチャート上での現在位置を考慮する事により、大きな流れや、節目を理解した上でのトレードが可能になりますが、実際チャートをどう見るのか?については、又別の課題があります。
過去チャートや検証ソフトを使って、環境認識やトレードの練習をする人は多いと思いますが、
・練習では結構簡単に勝てるのに、リアルトレードだとうまくいかない
という事ってありませんか?私はすごくありました。
じゃ何が違うの?と考えてみた時、大きく次の二つの違いがあると気づきました。
クリック一つでローソク足が進む、ローソク足がリアルで上がったり下がったりするのを見ない、という事は想像するより遥かにチャートの判断が容易になります。
という事は、逆にリアルタイムトレードの際には、この点についてきちんと認識し、対策を取らないといけない、という事です。具体的に言えば、
・ローソク足が確定するまで判断をしない
・確定するまでは極力チャートを見ない
という事ですね。これって実は非常に大事で、
チャートを見ない練習
が必要だと思うほどです(笑)
確定してないのに、チャートを見て色々考えてしまう人は、要注意です。利確でターゲットに到達したので確定前に利確する、エントリーで確定前に見込みで入る、という例外はありますが、基本は全て確定足で考える、という癖をつけてください。
~確定ごとに未来は分岐していく~
確定足で判断する場合、1mや5mの確定足そのものは信用度があまり高くありません。なので、単体の確定足でなくグループ単位で、反転や戻りが止まったと判断します。15m以上は、単体でも判断に使える状況が増えます。例えば、ピンバー、長いひげをつけた、前のキャンドルを被せたなどです。
そして、1h以上の足も確定ごとに、評価をしていく必要がありますし、キャンドルの形状の意味合いも高くなります。4hはブローカーによっては、確定の時間がずれますので、注意してください。NY17時が区切りになっているのが、標準です。
デイトレにおいて、確定足による判断で、私が軸にしているのは1hです。流れが出る時、流れが変わる時は、1h足の確定でサインが出る事が多いからです。まるで、アドベンチャーゲームのように、
相場は1h足の確定毎に分岐していく
ように感じます。15m足の確定で出た流れも、1h足の確定で追認されれば、より強気になれますし、逆に1h足の確定で否定されれば、うまくいかない可能性が高くなります。
つまり、
ある時点での判断は、次の確定足で全く変わる事がある
=確定足ごとに確定足の形や前後関係で相場の再評価が必要である
という事です。
~やはり基本は押し目買いと戻り売り~
私のトレードの一番基礎になるパターンを簡潔に書くと、
- 1hのダウ目線に基づき、戻りからの押し目買いや戻り売りを狙う
という事になるでしょうか。今週のチャートで言えばこういう所です。
ここは、色んな根拠が重なる、かなりいい所でした。あなたはいくつ根拠が見つけられますか??
次回からは、全てのトレードのベースになる「ダウ目線」について説明しつつ、このチャートの見方について掘り下げていきます。
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