たかぶ スタイル ~ FXトレード テクニカル至上主義!

全ては自信の持てるトレードの為に!

環境認識の真実 ~ チャートという名の宝地図 Part2

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~前回の話~

たかぶです。前回、FXは値幅を抜く事が目的であり、時間レベルの動きに関して、大きな値動きの方向をあてる事は、あまり意味がない、という話をしました。次の3つの法則が、その主な理由です。

 

~法則1:値段は節目(壁)と節目の間を動く~

これは相場の物理法則のようなものです。壁にボールを投げると、跳ね返りますよね?これと同じように、チャートの値段も節目に当たると跳ね返ります。ただ、相場には色んな強さの壁があり、又ボールに勢いがあると、跳ね返されても、又壁に向かって動き、最後には壁を突き破ってしまします。

 

逆に、壁が強すぎる時は、跳ね返った球は今度は逆方向に進み始め、又、逆側の節目に当たると跳ね返り。。。というような動作を繰り返していきます。

 

なので、トレードをする際には、

  • 壁がどれぐらいの強さなのか?
  • 跳ね返ったボール(値段)はその後どうなったのか?

という事を意識する事が、重要であり、大きな流れが上の時でも、当たった壁が強ければ、その後しばらく下がるかもしれませんし、下の壁を抜けてしまっても同様です。壁については、又後で触れます。

 

~法則2:相場は、集団心理で流れを変える~

FXトレードの相場にあるのは、

欲と恐怖

です。儲けたいからトレードする、損したくないから逃げる、そのようなトレーダー達の感情の総意が相場を作っているわけです。俗に言う相場心理です。相場の一番根幹をなす部分です。

 

いくらテクニカルを学んでも、理解不能な局面が登場する場面ってありませんか?

テクニカルでは絶対こうなのに、どうして全然逆の動きをするんだよ!!! ヽ(`Д´)ノウワァァン 

 

こういう思い私も散々しました(笑)もちろん分析が間違っている時もありますが、そこには、相場心理が絡んでいる事が多いです。

 

テクニカル上、絶対に上がると思えるような状況で、しばらく上がったと思いきや、急に直近安値を割れて下がり始めたら???買っていたトレーダーは、みんな逃げ始めるでしょう。すると、更に値段は下がっていきます(買いの損切=売り注文)。

テクニカルでは絶対買いだったのに、急落する相場

の誕生です。

 

つまりテクニカルは絶対ではない、

テクニカル分析は、相場心理と言う土台の上に存在している

という事を絶対に忘れてはいけません。

 

~相場の二面性~

どうしてこういう動きが出るのか、と言いますと、結局ゼロサムであるFXトレードには、

騙しあい

の側面が存在するからです。投機的に相場を動かす力は、

の3つしか存在しません。新規のポジションが望めない状況や、マーケットの切り替わり時間には、既にポジションを持ってるトレーダーや、短期的な動きに騙されたトレーダーの損切りを、燃料にしようとする勢力が出現します。上がると思った所で下がる、下がると思った所で上げる、というような動きは、そんな時に発生します。

 

陰と陽、プラスとマイナスのように、相場には、

  • 普通に考えたらいい場面
  • 普通に考えると騙される場面

という二つの顔が存在します。そして、今はどちらなのかは、エントリー後の値動きを見る事でしか、判断できません。この相場の二面性が、テクニカルトレードを難しくしています。

 

ただし、学習の初期段階で相場心理を意識しすぎる必要はありません。最初はテクニカル分析が、きちんとできるようになる事が先決です。

 

~法則3:相場は法則性を持たない時が殆どである~

相場はランダムウォークではなく、ランダムに動く時と、法則性を持って動く時が混在していて、それは大体

8:2

の比率で存在している(パレートの法則、ばらつきの法則とも言う)という意見を見た事がありますが、私も実感として同じ意見です。

 

人によっては、感覚とずれて聞こえるかもしれませんが、ランダムに動く時と言うのが、レンジ相場やBBの2σに収まっているような状態(定常状態)で、法則性を持った時がトレンド相場や、バンドウォークしている時(非定常状態)です。

 

つまり、8割の時間はチャートの値動きは法則性が無く、そこではテクニカル分析での判断が機能しずらい、いう事になります。

 

~結論:確実なのは壁と壁の間を取りに行く~

もちろん長期足の方向(4h以上)は知っておいた方がいいでしょうが、以上の理由により、デイトレード(数時間レベルの値動き)でもっと大事なのは、

  • 値段が今、様々な壁に対しどの位置にいるか
  • 壁で跳ね返されるのか、跳ね返されたがあまり戻らず又抜けていくのか
  • 抜けたと思った値段が、そのまま進むのか、戻ってくるのか
  • 現在は定常状態なのか、非定常状態なのか

という事になり、更に言えば、一番確実に狙える値幅は、壁と壁の間であり、その壁を越えるかどうかは、壁の強さや壁に到達後の動き、そしてまだ説明していませんが、短期足での目線、を考えていく必要があります。

 

次は環境認識に使用するツールのお話です。

(またまた続く。。。)

 

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